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2010年06月23日
AGM製MP40のカスタム&ガタツキ調整のお話

今回はAGM製MP40のカスタム&本体のガタツキ調整のお話です。
AGM製MP40のフレームはスチールプレスで造られていて、仕上がりは雑ですが、逆に荒い造りはいかにも大戦中って感じで雰囲気抜群です!
早速分解作業開始!
チャンバーの拡大画像です。
バレル止リングがチャンバーに接着されていて分解できない状態でした。構造も少し変わっていて、バレルはHOP穴の無いただの筒状のもので、チャンバー本体にHOP調整機能が付いている構造になっていました。市販のチャンバーの流用が効かないので、当パーツはそのまま使用しました。
レシーバー上部から見た画像です。
モーターが見えると思いますが、モーターの上にミニバッテリーが入る様になっています。
バッテリーの収納方法はTOPのMP40と同じ方法ですね!
フレームのサイドカバー(左)を外した状態です。
サイドカバーはネジ2本と割りピンで固定されていました。割りピン部分が少々キツイので、分解時に強引に叩くとサイドカバーが破損する恐れがあるので注意ですな!
なぜかメカBOXのあちこちに白い粉が吹いた状態でした。
みっともないのでワイヤーブラシで磨いておきました。
サイドカバーを両方とも外した状態です。
メカBOXとグリップフレームは下からネジで固定されているのですが、強度的にチョット不安だったのですが、この部分の強度を上げようとすると大幅な変更をしなければならなかったので、依頼者様と相談の結果、今回は断念しました。
グリップパネルを外した状態です。
なんと、こんな所にヒューズがありました。さらにその下にはスライドスイッチがあり、どうやらこれがセフティーになっている様です。
実はこのスイッチ、試射している時に煙が出てきてあせっちゃいました。おそらくスイッチの接点が接触不良を起こしていたために起きた症状だと思います。
スイッチ部の内部に接点グリスを塗布し、端子をしっかりかしめ直して対応しました。
モーター、トリガー部のパーツ構成です。
メカBOXスイッチ部から延びているワイヤーをこのトリガーで引いて発射する機構ですね。わざわざこんな構造にしなくても、トリガーの後ろにスイッチをつければ良いと思うのですが・・・?
そういえばAGMのMP40はセミオートが可能になってるんですよね~!(実銃のMP40ってセミオートで撃てたっけ?)
そのためにスイッチをカットオフがきくメカBOX内に収めているんでしょうな。
モーターホルダー部の画像です。
「ちゃんとモーター調整が出来るんだー。」と思ったら調整ネジが入っていませんでした。(怒)
しかも構造上、トリガーを外さないとモーター調整が出来ない様になっていました。
ん、なにこの隙間は・・・?
メカBOXを開ける前に一通りチェックをしていた所、シリンダーとメカBOXの間に大きな隙間を発見!
残念ながらこれはどうしようもありません・・・(悲)
まぁ、この隙間があるせいで何か重大なトラブルが起きるとも思えませんので、このままで作業続行!
メカBOXを開けてみると削りカスがいっぱい住んでいました。驚いた事にちぎれたシムまで住んでいて、これではいずれギアなどに噛んでしまい派手に壊れてしまいます。
・・・壊れる前で良かった(笑)
メカBOX内部が完成!
今回のカスタムは、GAMEでの使用を目的としたカスタムで、交換したパーツはノズル、シリンダーヘッド、シリンダー、ピストンヘッド、メインSP、SPガイド、軸受け、ベベルギア、モーターを交換!
一度組み上げて作動チェックをした所、あまりにも発射サイクルが遅いので、モーターをマルイ純正モーターに交換することにしました。が・・・
軸の長さが・・・(泣)
そのままではマルイショートモーターが使えないじゃないですかぁぁぁ!
って言う衝撃事実を発見し、放心状態ののち、マルイロングモーターの軸をカットして使用する事にしました。
モーターを交換される方は注意です!

このガタツキは、メカBOXとサイドカバーの隙間がかなり開いてしまっているためで、ABS板でガイドとなるパーツを作製し、ガタツキを押さえました。
このパーツは通常通りの分解が出来る様に、サイドプレートの内側に取り付けてあります。

すべてを組み込み完成!
以前に比べ、かなり爽快に可動する様になりました。
初速も90m/sと安定して出る様になりました。
電動ガンパーツ選択
電動ガンのグリップの話
HOPパッキンとノズルの話
東京マルイ電動ガンのピストンの話【要チェック!】
stack トリガーショートストロークスイッチ組込比較
ありがとうございます。
三日坊主にならない様にがんばりますので、ネタをたくさん持ってきてくださいね!