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2010年06月30日
STAR製SCAR マルイVerⅡメカBOX組み込み
こんにちは!
今日は、前回お話したSTAR製SCARに今度はマルイ製VerⅡのメカBOXを組み込んだ時の苦労話です。
STAR製SCARのメカBOXとマルイ製VerⅡのメカBOXは微妙にサイズや取り付け位置などがずれていて、随所に加工、調整が必要でした。
メカBOXの下の部分です。
STAR製SCARのロアレシーバーはメカBOX下部でネジ止されていて、マルイ製メカBOXにはこのネジ穴が無い為、ネジ穴を作製しました。
左の写真はSTAR製メカBOX です。
写真のちょうど中央あたりの穴にアンビセレクター用のギアが入るのですが、セレクターが回転しない様にツメがあります。
マルイ製メカBOXを加工してツメを再現!
これでセレクターが回転しまうことは無いでしょう!
写真上はSTAR製のセレクタープレートです。
市販のセレクタープレートは流用できず、一からセレクタープレートを自作しました。
写真下が自作のセレクタープレートです。
反対側の写真!
マルイ製メカBOXに取り付けた状態です!
これが一番苦労しました(汗)
海外製電動ガンは壊れてしまった時に市販のパーツが流用出来ないことが多い所が問題ですな!
2010年06月27日
STAR製SCARのメタルチャンバー組み込み
こんにちは~!
今日はSTAR製SCARにVerⅡ用メタルチャンバー組み込みのお話をご紹介します。
STAR製SCARは「初速が上がらない」「弾道がバラつく」といった症状をよく耳にします。
アウターバレルが実銃同様本体から抜ける様になっているのですが、インナーバレル&HOPパッキンもアウターバレルと一緒に外れてしまいます。
また、チャンバー部はメカBOXに固定されていて、アウターバレルがしっかり固定されていない限り構造上、気密がしっかり取れず、「初速低下」や「弾道のバラつき」といった症状が発生してしまうと思われます。
チャンバー部の拡大写真です。
アウターバレルにインナーバレル&HOPパッキンが入っているのが判りますでしょうか!チャンバー部にはHOPパッキンクッションラバーが外れない様に入っています。
この構造ですとアウターバレルが前後に少しでも動いてしまえば当然ですがノズルとの密着性が損なわれてしまいます。
アウターバレルにVerⅡ用メタルチャンバーを組み込みました。
接合部分はオリジナルで作製!
これにより、アウターバレルのワンタッチ脱着は出来なくなりますが、あくまで性能優先で行きたいと思います!
メカBOXとチャンバーの組み込み写真です。
メカBOXとチャンバーの間にスペーサーを作製し、チャンバー部のポジションを調整!
仮組みでアッパーレシーバーを組んだ状態!
収まりもバッチリ決まり大満足!
すべてを組み込み作業終了!
バレルのガタつきも解消され、チャンバー部の気密もとれる様になりました。
今回の作業は写真では写らない内部に自作パーツが組み込まれていて、見た目よりかなり大掛かりな作業となりましたが、依頼者様に満足頂けて、苦労した甲斐がありました(笑)。
2010年06月26日
マルイ ベネリM3カスタム
こんにちは!
今日は、マルイベネリM3のカスタムのお話です。
依頼者様は、なにやらGAMEでベネリに撃られ、それがメチャメチャ悔しかったらしく、同じベネリでリベンジを誓い、今回の注文となったわけです。
完成写真です!
今回の注文は
まず当店定番のマウント取り付け、ロングインナーTNバレルへ交換、チャンバー部カスタム、強化SP交換に加え、G&P製EXTENDET BUTTSTOCKの取り付け、CAW製M3RASの取り付けです!かなり力の入ったカスタム内容です。
相当悔しかったみたいですね(笑)
ぜひこのベネリでリベンジを果たしてもらいたいものですな!
当店定番カスタムの一つ!マウント取り付け加工。
これにより光学器機の取り付けが可能になり従来のオープンサイトに比べ、命中率が格段にUP!
また、今回はLAYLAX製Quick Wide Mg Leverも取り付け、素早いMgチェンジを可能にしました。
ノーマルのアルミインナーバレル298mmを当店オリジナルTNバレル474mmに交換、チャンバーカスタムを施し、カスタムスプリングを組み込むことにより、飛距離&集弾性を高めてあります。
CAW製M3RASを取り付けました!
RASを取り付けることによりフラッシュライトやレーザー、フォアグリップなどの取り付けが可能になり、よりTacticalな使用が可能になりますね!
ただ1つ問題が・・・
CAW製のRASを取り付けるとRASが構造上どうしても左右にガタついてしまい、スムースに引くことが出来ません。
純正のハンドガードはこの固定基部を左右から挟みこんで固定し、左右にぶれない様になっているんですが、CAW製のRASは固定基部の下からネジ止で取り付けます。そのため、固定基部の左右がFree状態になってしまい、ガタツキがでてしまいます。
そこで・・・
ハンドガード固定基部 が左右にぶれない様アシストするブロックを作製しました。これによりが基部固定され、左右のガタツキを押え、スムースなコ
ッキングが出来る!と、いうことです。
特にフォアグリップを取り付けての操作は格段にUPします。
最後に、当店のベネリカスタムは当たり前ですがメインスプリングが組み込まれていますのでコッキングもそれなりに硬くなっています。それでもベネリで電動の敵を食ってやろうという猛者はぜひご相談下さい!!
2010年06月24日
ショック!
こんにちはぁ~!
さて、今日もがんばってカスタムやりますか
今日はARES製タボールの修理依頼があり、とりあえずメカBOXを開けたところ・・・
タペットプレートが・・・
・・・折れてる
しかも・・・
専用パーツで代用が効かない・・・(涙)
ええ~っ、これ造るのぉ~(涙涙)
まぁこれがないと話になりませんわな!
・・・よっしゃぁ~、造るか(奮起)
修理及びカスタムの結果は後日紹介しますね!
お楽しみに!!
2010年06月23日
AGM製MP40のカスタム&ガタツキ調整のお話
今回はAGM製MP40のカスタム&本体のガタツキ調整のお話です。
AGM製MP40のフレームはスチールプレスで造られていて、仕上がりは雑ですが、逆に荒い造りはいかにも大戦中って感じで雰囲気抜群です!
早速分解作業開始!
チャンバーの拡大画像です。
バレル止リングがチャンバーに接着されていて分解できない状態でした。構造も少し変わっていて、バレルはHOP穴の無いただの筒状のもので、チャンバー本体にHOP調整機能が付いている構造になっていました。市販のチャンバーの流用が効かないので、当パーツはそのまま使用しました。
レシーバー上部から見た画像です。
モーターが見えると思いますが、モーターの上にミニバッテリーが入る様になっています。
バッテリーの収納方法はTOPのMP40と同じ方法ですね!
フレームのサイドカバー(左)を外した状態です。
サイドカバーはネジ2本と割りピンで固定されていました。割りピン部分が少々キツイので、分解時に強引に叩くとサイドカバーが破損する恐れがあるので注意ですな!
なぜかメカBOXのあちこちに白い粉が吹いた状態でした。
みっともないのでワイヤーブラシで磨いておきました。
サイドカバーを両方とも外した状態です。
メカBOXとグリップフレームは下からネジで固定されているのですが、強度的にチョット不安だったのですが、この部分の強度を上げようとすると大幅な変更をしなければならなかったので、依頼者様と相談の結果、今回は断念しました。
グリップパネルを外した状態です。
なんと、こんな所にヒューズがありました。さらにその下にはスライドスイッチがあり、どうやらこれがセフティーになっている様です。
実はこのスイッチ、試射している時に煙が出てきてあせっちゃいました。おそらくスイッチの接点が接触不良を起こしていたために起きた症状だと思います。
スイッチ部の内部に接点グリスを塗布し、端子をしっかりかしめ直して対応しました。
モーター、トリガー部のパーツ構成です。
メカBOXスイッチ部から延びているワイヤーをこのトリガーで引いて発射する機構ですね。わざわざこんな構造にしなくても、トリガーの後ろにスイッチをつければ良いと思うのですが・・・?
そういえばAGMのMP40はセミオートが可能になってるんですよね~!(実銃のMP40ってセミオートで撃てたっけ?)
そのためにスイッチをカットオフがきくメカBOX内に収めているんでしょうな。
モーターホルダー部の画像です。
「ちゃんとモーター調整が出来るんだー。」と思ったら調整ネジが入っていませんでした。(怒)
しかも構造上、トリガーを外さないとモーター調整が出来ない様になっていました。
ん、なにこの隙間は・・・?
メカBOXを開ける前に一通りチェックをしていた所、シリンダーとメカBOXの間に大きな隙間を発見!
残念ながらこれはどうしようもありません・・・(悲)
まぁ、この隙間があるせいで何か重大なトラブルが起きるとも思えませんので、このままで作業続行!
メカBOXを開けてみると削りカスがいっぱい住んでいました。驚いた事にちぎれたシムまで住んでいて、これではいずれギアなどに噛んでしまい派手に壊れてしまいます。
・・・壊れる前で良かった(笑)
メカBOX内部が完成!
今回のカスタムは、GAMEでの使用を目的としたカスタムで、交換したパーツはノズル、シリンダーヘッド、シリンダー、ピストンヘッド、メインSP、SPガイド、軸受け、ベベルギア、モーターを交換!
一度組み上げて作動チェックをした所、あまりにも発射サイクルが遅いので、モーターをマルイ純正モーターに交換することにしました。が・・・
軸の長さが・・・(泣)
そのままではマルイショートモーターが使えないじゃないですかぁぁぁ!
って言う衝撃事実を発見し、放心状態ののち、マルイロングモーターの軸をカットして使用する事にしました。
モーターを交換される方は注意です!
このガタツキは、メカBOXとサイドカバーの隙間がかなり開いてしまっているためで、ABS板でガイドとなるパーツを作製し、ガタツキを押さえました。
このパーツは通常通りの分解が出来る様に、サイドプレートの内側に取り付けてあります。
左の画像の様に作成したガイドパーツが、アッパーレシーバーのマガジンハウジング部に入り、隙間を埋めてありますので、以前の様にガタつく事はなくなりました。
すべてを組み込み完成!
以前に比べ、かなり爽快に可動する様になりました。
初速も90m/sと安定して出る様になりました。