海外製エアソフトガンをお持ちで(動かない、飛ばない、)などの話を良く耳にします。残念ながら海外製エアソフトガンのクオリティーは低く、箱だしですぐに使用出来る物の方が少ないのが現状です。また、同じメーカーなのに「今回はここはOKだけどここがダメ」といった具合に個体差が激しく、調整も1丁1丁違う調整を行わないといけない様な完成度が多いです。当店では20年間で培った技術と知識を生かし、エアソフトガンの再調整やカスタムを行い、本来の性能を引き出す作業を行っています。
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Posted by ミリタリーブログ  at 

2016年02月20日

セクターチップの選択!

今回はチョット「セクターチップ」について簡単に書きたいと思います。
っていうのは、ご自分で内部カスタムをする方で

「給弾しないからセクターチップを入れてみたら壊れた!」なんて話で、内部を見てみるとタペットプレートが折れている。とか、ちょくちょく相談があります。



セクターチップには種類があるのはご存知でしょうか?



Big Outさんから出ている丸い形のセクターチップやVFC・SHSなどから出ている扇型のセクターチップ。これは「セクターチップ」とひとくくりになってますがそれぞれ特徴が違います。よって、どんな状況の時「丸型」か「扇形」かという選択になるのですが、まず形を見て下さい。




ここでまず2つの大きな違いは「丸型」「扇形」ですが・・・










ハイ、ここで違いがあるのがわかりますか?












扇形のセクターチップはタペットプレートを引くピンより左右に大きく開いてますよね!
っていう事は、現状よりタペットプレートを後退させている時間が長いって事になります。それによりタペットプレートに連動している「ノズル」が現状より早く下がり始めるので、「サイクルが速くて給弾されない。」などの症状の時に向いてます。


丸型のセクターチップはセクターギアのタペットプレートを引くピンより高くなってますよね。
っていう事は、現状よりタペットプレートを後退させることが可能となります。それによりタペットプレートに連動している「ノズル」が現状より下がるので「ノズルが下がりきらず、チャンバーの口からノズルが頭を出していて給弾されない。」などの症状の時に使われますね。









要はタペットプレート(ノズル)の
後退時間か後退幅かの違いです!









ですから、「ノズルが下がりきらず、チャンバーの口からノズルが頭を出していて給弾されない。」って時に扇形のセクターチップを入れても症状は改善されないですし、逆に「サイクルが速くて給弾されない。」って時に丸型のセクターチップを入れても症状は改善されない可能性が高いです。






ただ







必ず組み込む前に作動確認をしないと壊れる恐れがあります。
たとえば、「ノズルが下がりきらず、チャンバーの口からノズルが頭を出していて給弾されない。」からといって単純に丸型セクターチップを組み込んでしまうと、タペットプレートは「これ以上下がらない」ところまで下がっているのにさらに丸型のセクターチップでタペットプレートを下げようとすれば必然的にタペットプレートに負荷がかかり、折れてしまします。
また、マルイハイサイクルシリーズに組み込まれているタペットプレートは給弾不良対策がなされているので、そこにセクターチップを入れてしまうとタペットプレートが折れます。








じゃぁ、「マルイタペットプレートを入れれば解決じゃん。」
と思うでしょう?











海外製のメカBOX とのマルイタペットプレートとの相性が悪い事が多々あります。
ですので、必ず組み込む時は「どんな症状なのか?」で選択し、「仮組」して作動確認をしてから組み込むことが大事ですね。


最近、「両方の症状」のある海外製電動ガンのカスタムの時はやはり・・・








自分で作っちゃいました(笑)








用途が理解できればそれほど難しくないですよ!





さぁ!君もチャレンジ!!




  


Posted by 店長  at 15:45Comments(0)カスタム日誌