海外製エアソフトガンをお持ちで(動かない、飛ばない、)などの話を良く耳にします。残念ながら海外製エアソフトガンのクオリティーは低く、箱だしですぐに使用出来る物の方が少ないのが現状です。また、同じメーカーなのに「今回はここはOKだけどここがダメ」といった具合に個体差が激しく、調整も1丁1丁違う調整を行わないといけない様な完成度が多いです。当店では20年間で培った技術と知識を生かし、エアソフトガンの再調整やカスタムを行い、本来の性能を引き出す作業を行っています。
お困りのお客様、お気軽にお問い合わせ下さい。

2010年09月26日

STAR EBR セレクター加工作業

STAR EBR セレクター加工作業
こんにちは!
今回はSTAR製EBRのセレクター加工のお話です。
STAR製AEGには日本仕様と海外仕様の二通りがあり、日本仕様は残念な事にフルオートONLYとなっています。今回のカスタム依頼は、内部カスタムはもちろんですが,メインの依頼はどうしてもフル/セミの切り替えが出来るようにして欲しい。」との事でした。


STAR EBR セレクター加工作業 EBRとはEnhanced Battle Rifleの略でM14の機関部をレイルシステムの組み込まれたシャーシに搭載し、M14の性能と近代のシステムパーツを統合した究極のバトルライフルです。



STAR EBR セレクター加工作業 左の写真はSTAR製EBRのセミ/フル切り替え機構です。
中央の黒いパーツがセレクタープレート、右側の楕円の形をしたパーツがセレクターレバーに連動しているパーツ。そして左側のパーツがカットオフレバーとなります。写真はフルオートに切り替えた状態です。セレクターレバーをフルオートポジションに回すと楕円形のパーツがセレクタープレート右側を押し下げると、テコの原理でセレクタープレート左側が押しあがり、カットオフレバーが切り替わる様な機構です。


STAR EBR セレクター加工作業セレクタープレート単品の写真です。
このセレクタープレート、実は自作パーツです!
海外仕様に組み込まれていたセレクタープレートを参考にし、強度を考慮しながら作製しました。


 





STAR EBR セレクター加工作業こちらのパーツはトリガーバーになります。
セミオートの場合、カットオフレバーによってトリガーバーが弾かれ、通電をカットする機構になっています。通常トリガーバーにカットオフレバーが引っかかる様に造られているのですが、日本仕様の場合、カットオフレバーが引っかかる部分が削ってあるため、真鍮線にて加工し再現しました。






STAR EBR セレクター加工作業トリガーバーとカットオフレバーを組み込んだ状態です。
前記でお話した真鍮線で作製した部分が無いとカットオフレバーが作動してもトリガーバーに掛からずセミオートになりません。

今回はセレクターレバー作製とトリガーバーの加工でセミ/フルの切り替えが可能になりました。この様なご相談がございましたらお気軽にお電話下さい。













同じカテゴリー(カスタム日誌)の記事画像
セクターチップについて
電動ガンパーツ選択
電動ガンのグリップの話
HOPパッキンとノズルの話
東京マルイ電動ガンのピストンの話【要チェック!】
stack トリガーショートストロークスイッチ組込比較
同じカテゴリー(カスタム日誌)の記事
 セクターチップについて (2020-08-22 20:45)
 電動ガンパーツ選択 (2020-08-18 22:57)
 電動ガンのグリップの話 (2020-08-03 17:49)
 HOPパッキンとノズルの話 (2020-04-30 22:42)
 東京マルイ電動ガンのピストンの話【要チェック!】 (2020-04-16 18:59)
 stack トリガーショートストロークスイッチ組込比較 (2019-12-19 21:27)

Posted by 店長  at 17:28 │Comments(0)カスタム日誌

<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。