海外製エアソフトガンをお持ちで(動かない、飛ばない、)などの話を良く耳にします。残念ながら海外製エアソフトガンのクオリティーは低く、箱だしですぐに使用出来る物の方が少ないのが現状です。また、同じメーカーなのに「今回はここはOKだけどここがダメ」といった具合に個体差が激しく、調整も1丁1丁違う調整を行わないといけない様な完成度が多いです。当店では20年間で培った技術と知識を生かし、エアソフトガンの再調整やカスタムを行い、本来の性能を引き出す作業を行っています。
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Posted by ミリタリーブログ  at 

2014年06月20日

思わぬ落とし穴が・・・

ど~もです!

今回は某Shopさん?でカスタムされたVFC M4の話です。

現状はピストンクラッシュで修理依頼の銃なのですが
まずはコチラをご覧ください。


ハデにイッてますね~
今度はアップで




まぁ、ピストンクラッシュの修理は良くあるんですが、その原因は必ずありますよね~
組み方だったり、使い方だったり・・・


では


このピストンを見てどんな事が考えられるか・・・

ハイ、そこの君!
どんな原因を考えます?


・・・?


う~ん、わからんかぁ~


では、検証しましょう!!


まず注目すべき点は「金属歯がイッてる」事!
この症状の多くはスプリングガイドからメインスプリングが脱線してしまい、圧縮時にスプリングガイドとピストン内側にメインスプリングが挟まってしまいピストンが後退しきれず、ロックしてしまう。この状態でむりやり回そうとすると金属歯がイッてしまう。また、セクターギアは回りきったけどピストンがロックした状態になってしまった。そしてまたセクターギアが回転してきたときにセクターギアが金属に乗り上げた様になりイッてしまう。

なんて事が考えられますね。

でも・・・

今回は違ったんです

今回の一番の原因はコレです!


左がマイのシリンダー、右が組み込まれていたシリンダー

わかります?

組み込まれていたシリンダーの肉厚が薄いですよね~
この組み込まれていたシリンダーはテーパーがかかっていたんです。



・・・?



そうでしょうそうでしょう!
これだけみても「なんのこっちゃ」ですよね



じゃぁ、もう、答えを言っちゃいます!!
原因はココ




・・・?


またまた「なんのこっちゃ」ですよね


実はテーパーシリンダーが悪さをしていたんです。
先ほど述べた様にシリンダーの肉厚が薄いせいでメカBOXとシリンダーに「段差」が出来てしまってそこにピストンヘッドが引っかかってピストンがシッカリ後退しなかったんです。


写真でもわかるようにピストンが下がりきってないですよね
実際はここまで下がります


このわずかな後退差ですが、これによりセクターギアの歯とピストン歯の位置がずれてしまい、やがてクラッシュ!
という感じですな


このような事例は初めてだったんですけど、ひとつ言えることは

カスタムパーツにも思わぬ落とし穴がある

っていうことですね




ちなみに、最近の当店の流行語は






すべてを疑え・・・







海外製電動ガンなどを修理・カスタムするときは特にです(*^_^*)

  


Posted by 店長  at 13:02Comments(0)カスタム日誌