海外製エアソフトガンをお持ちで(動かない、飛ばない、)などの話を良く耳にします。残念ながら海外製エアソフトガンのクオリティーは低く、箱だしですぐに使用出来る物の方が少ないのが現状です。また、同じメーカーなのに「今回はここはOKだけどここがダメ」といった具合に個体差が激しく、調整も1丁1丁違う調整を行わないといけない様な完成度が多いです。当店では20年間で培った技術と知識を生かし、エアソフトガンの再調整やカスタムを行い、本来の性能を引き出す作業を行っています。
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Posted by ミリタリーブログ  at 

2013年11月04日

G&G F2000修理

ここんとこ
G&G F2000のカスタム&修理がちょくちょく入ってきます。
そんな中、預かったF2000に共通しているのが
「トリガーを引いても作動しない、&セミオートが効かない」
という症状

トリガーを引いても作動しなくないのはまぁ、どんな電動ガンにもありますが
セクターギアが変な位置で止まってしまうと起きる症状で、通常は一度フルオートで
動かせば解消するのですが、M4系やAK系などと違い、F2000はスイッチの構造が全く違うため
一度この症状になるとフルオートも作動しなくなってしまいます。
マルイ電動ガンのP90なんかもこの症状が出ますね!

F2000メカBOX



構造はこのようになっています。

スイッチ部拡大写真



「フル/セミ」はトリガストロークで決まり、セミオオ-トの時はトリガーが途中までしか引けず、フルオート時は最後まで引き切ることが出来るようにセレクターで制御されています。
スイッチ自体はフルオート時でもセミオートスイッチも作動しますので、構造上フルオート時でもトリガーをゆっくり引いてしまうとフルオートスイッチに入る前にカットオフがかかり、セミオートになってしまします。

また、ギアが変な位置で止まってしまうとカットオフレバーが若干動いてしまい、スイッチが接点に触れる前にカットオフレバー部を乗り上げ、スイッチが入る前に戻ってしまい作動しなくなる。簡単に言うと「トリガーがスカってしまう。」症状が発生してしまう。
先ほど述べた様に、「セミオートスイッチ」→「フルオートスイッチ」の順に接点が触れるので、セミオートスイッチに接点が触れる前にスイッチが戻ってしまうとフルオートに切り替えても接点が触れる前にスイッチが戻ってしまうので、いくらトリガーを引いても「作動しない」という症状になるわけです。

解消法としては、フルオートスイッチ接点に強制的に作動させる別のスイッチをつけて、症状が発生した時にそのスイッチを押し、一度フルオートで作動させ、ギアの停止位置を変えて上げるとまた正常に作動します。
P90にもよくやりましたよね(*^_^*)


問題はカットオフレバー!




今まで何度かF2000の修理作業をしましたが、大抵上の写真のようにカットオフレバーのセクターギアに掛かる部分が「なめた」様に削れ、カットオフレバーが動かず「セミオート」が効かない症状になっていました。
もともとF2000のカットオフレバーはセクターギアに掛かる部分が浅いため、消耗が早い様な感じがします。
もちろん交換すれば直るのですが、海外製のためパーツの入手が難しく、仮に取り寄せできても時間もかかってしまいます。



という事で



当店ではカットオフレバーの削れてしまった部分にピンを打ち込み、セクターギアに掛かる様加工し先端部を再生、カットオフレバーが作動する様に修理しました。

F2000をお持ちのオーナーさんは結構この症状でお悩みなのでは?



  


Posted by 店長  at 12:43Comments(0)カスタム日誌