海外製エアソフトガンをお持ちで(動かない、飛ばない、)などの話を良く耳にします。残念ながら海外製エアソフトガンのクオリティーは低く、箱だしですぐに使用出来る物の方が少ないのが現状です。また、同じメーカーなのに「今回はここはOKだけどここがダメ」といった具合に個体差が激しく、調整も1丁1丁違う調整を行わないといけない様な完成度が多いです。当店では20年間で培った技術と知識を生かし、エアソフトガンの再調整やカスタムを行い、本来の性能を引き出す作業を行っています。
お困りのお客様、お気軽にお問い合わせ下さい。

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2016年02月13日

CRYTAC TRIDENT CRBカスタム

2月13日

本日はサバイバルフィールドSPLASHの名物スタッフ「隊長」こと案部ちゃんからの依頼を受け

CRYTAC TRIDENT CRBをカスタムです!

イカのマークがイカス!(オヤジギャグ)



今回の仕様は「ハイサイクルカスタム」。しかもKRYTACのは初めて手を掛けるのでワクワクしながら早速分解!


ふむ!

ふむふむ!!

ハイ!細かい構造はともかく、VerⅡだね。

メインSPは後方から取り外しが可能なタイプ。メカBOXは分解しなくてもSP交換が出来る様になってます。んで・・・



コレ見て下さい


FETがメカボ内に組み込まれている(驚)
スイッチ接点の消耗がこれで守られますな・・・



いよいよ内部を「パカッ!」

内部パーツも特に変わったところは・・・ん?








おおっ!











スイッチの配線の接続方法が










ウチと同じ(超驚)













簡単に説明すると、通常FETが破損してしまうとバッテリーを外さない限り作動し続け暴走しててしまうのですが、KRYTACの配線の取り付け方は「暴走」してしまった時にセレクターを「セーフティー」に入れると通電を遮断し、「暴走」を止める事が出来る取りつけ方でした。
この接続方法は当店でやっていて(マルイM4やM14)まさか他がやっているとは思わなかったです。(汗)


他は・・・


シリンダー容量がインナーバレル長と合ってないかな。まぁ、初速を下げておくためかもしれないけどね(海外製はしかたないですね)









ん?












ピストンが悲しい事に・・・(T_T)










なぜこうなった?













使い方が悪いのか??











なんて考えながら原因を探すと・・・











コレだな!


















HOPパッキンの口が肉厚すぎてKRYTACのチャンバーには合わないみたいです。
要は、HOPパッキンの口が肉厚すぎて、チャンバーとの相性が悪く、BB弾が通過するときにHOPパッキンの口で負荷がかかり、スムースにBB弾が通過出来ず「弾詰まり」の様な症状が起きます。そうなると圧縮した空気がピストンの前進スピードを遅くさせ、ピストンが前進しきる前にセクターギアがピストンを巻き上げようとしてしまうのでピストンの歯が舐めてしまった。おそらくそれが原因でしょう。
もしこのまま使用していたらもっと重症になってしまっていたかもね(汗)

ちなみに


KRYTACのチャンバーはダイヤル式!しかもメモリの数値が入っているので使いやすそうですね。HOPパッキンはマルイ純正に交換したら相性バッチリ!



ってな感じでギアーをショートストローク化して、ピストンはLAYLAXさんのハードピストンに交換(要加工)セレクタープレートもハイサイクル用に交換(コチラも要加工)。シリンダーやメインSPなどなど交換して









完成!











交換パーツはほぼ若干の調整加工が必要となりましたが、色々と楽しめそうな銃ですね!






巷じゃ売り切れ中みたいだけど・・・(笑)






あとは最終テスト




隊長!このテストはウチでは出来ないのでご自分でお願いします(笑)







KRYTAC製品の詳細はコチラ
     ↓
http://www.laylax.com/colum/krytac/
























  


Posted by 店長  at 17:31Comments(0)カスタム日誌

2016年01月30日

G&G プレデター修理

今回のカスタムはG&G プレデターで~す!


なんせ軽い!そしてFCU搭載なので「セミ」「バースト」「フルオート」が楽しめます(*^_^*)



んで、今回の依頼は・・・

7.4Vリポで動かすと「動かなくなる。」、購入した所で聞いてみると「11.1Vで動かして下さい。」

言われるまま11.1Vで作動させていたら壊れた・・・(涙)


と言う依頼です。


早速メカBOX内部を確認!




おお~っ!見事にピストンが逝ってますね~。

メーカー修理だとピストンの歯が全部金属歯のピストンに交換らしいけど、それでは根本的な解決にはならない気が・・・

ハイ、じゃぁ何でピストンが舐めてしまったか?

確実にバッテリーのオーバーパワーですね。これじゃぁ速く回りすぎてフルストロークだと間違いなく故障するわな~。
しかも、プレデターには25000と記載のあるモーターが搭載されていて、これも原因のひとつでしょうね(苦笑)










しかも







破損したピストンをピストンだけメカBOXに組み込んで前後の作動を確認してみたら、メカBOXに挟まれた状態になり、動きが渋い・・・(T_T)



ギアの回転は速い・・・
ピストンの作動は渋い(遅い)・・・











さよなら~~(T_T)/~~~











ってな流れですな。






・・・という事で、今回の作業はセクターギアを加工してショートストローク化。ピストンはショートストローク対応のピストンに交換。
メインSPはハイサイクル用SPに交換。その他加工調整を施し完成!もちろんFCUはそのままで(もったいないもんね!)

完成し、11.1Vで試射してみると











「速ッ!」(@_@;)










ちょっと速すぎるかな~って感じだったので、モーターもG&Gの18.000と記載されているモーターに交換してみたら・・・














「イイ感じじゃぁないですか!」












ちなみに7.4Vで作動させてみたら










作動するし・・・???










もしかしたらFCUが電圧が下がると回路的にカットしてしまうのか、もしくは25000モーターが大食いなのかって感じですね!(両方かもね)









  


Posted by 店長  at 13:07Comments(0)カスタム日誌

2015年02月21日

S&T 64式カスタム




S&T 64式です!




どうですかぁ~!
なかなか良くできたでしょ~!!



って



なんのこっちゃだとは思いますが、わかるひとにはわかります(ニヤッ)
(ヒント)64式を手に取ってみた方、うーんって思った所は?










そうです









マガジンのおさまり具合と角度です!!


64式は少し斜め前ぎみでマガジンが装着されるのですが、S&T純正のままだとほぼまっすぐ。しかもマガジンの収まりが悪く、物によってはグラグラな個体もあるみたいです。なかには糾弾しない個体も・・・


ってな感じで今回依頼されたのは、いつもの様なざっくりな注文で




使えるように・・・って




メカBOX内部に関してはそれほど大変では無かったんですが、問題はやはりマガジンの収まりが悪い所でしたね~
原因はこのパーツ!


この先端部分がマガジンにはまってロックされるんですが、そもそもこの先端部分が







小さい









そのため、マガジンがこの先端部分にはまった時にしっかりと保持されずガタガタしたりグラグラしたり、脱落したりするんですね~

じゃぁ、どうしたらいいか・・・



はい、またまた自作で作っちゃいました~
もちろんマガジンが収まった状態の角度も考えて、先ほどのパーツの先端部分を大きくしたものを作製し、しっかり保持する様に
本体やマガジンにも加工を加えて完成!

説明自体は簡単に書いていますが





恐ろしく大変!!





HOPもクッションラバー仕様に変更してスカスカだったHOPダイヤルも直してバッチリ!


でも・・・






もうやりたくない(笑)






ほんとは自作したパーツの写真を撮りたかったんですが、オーナーさんがすっとんで受け取りに来てくれたんで時間がありませんでした。
もちろん満足していただけました(嬉)

  


Posted by 店長  at 19:05Comments(0)カスタム日誌

2015年01月20日

マルイ次世代SCAR修理の話②

次世代SCAR修理の続きでっす!

前回はメカBOXの破損及び原因の話をしましたが、今回はいよいよギアロックの原因調査及びその他不具合の確認のためメカBOX内部をチェック!


メカBOXを開いてみて最初にでた言葉は







スプリングのテンション軽ッ!








もともと次世代電動ガンのメインスプリングは自由長が短いんですが
今回のスプリングはさらに短い様な・・・
だって押さえてなくてもスプリングが飛び出してしまう気配すらないんだもん!
と、いうことは・・・あ、いや、

また話がそれそうなんで次へ行きます

次に確認したのはギア関係
ベベル・スパーギアは問題無かったんですが、セクターギアが悲しい事に


わかります?
ピストンを巻き上げる歯の最後の歯が摩耗してます。

このような摩耗の仕方は正常に作動していて消耗したっていう減り方じゃないですよね
以前にも書いたことがあるかな?
こういう場合、大抵ピストンが後退しきれず途中で止まってしまった状態のままギアの駆動力で強引にピストンを解放してしまう。そのためにセクターギア(丸印の部分)が異常に負荷がかかってこのような状態になることが多いですね。もしくはピストンの金属歯の部分が曲がってしまったり欠けてしまったりする場合も考えられるね!

で、ピストンを確認


ピストンの歯には異常は見られない・・・





でも・・・








このピストンが怪しい(-"-)









試しにメカBOXにメインスプリングを入れないでピストンの動きを確認してみると










驚!!!












ピストンが落ちてこない・・・(;一_一)


再度確認すると


上記にあるように、ピストンが後退していくとある場所から異常に重くなってしまう










コレだ!!!











ピストンを確認してみるとなんとなくLAYLAXっぽいんですが、今までLAYLAXのピストンを組み込んで、こんな事はなかったんで、並べてみると


写真上がLAYLAX、写真下が入っていたパーツ
違いがわかりますね~










何処のだ???











まぁ、おそらく海外製でしょうね(悲)

て事で、ギアロックの原因はピストンのレイル幅がメカBOXと合っておらず、後退時、一定の場所まで下がるとピストンがメカBOXにはまってしまう様な状態になり、駆動の力で強引にピストンを解放してしまっていたんでしょうね。当然ピストンが解放されてもピストンの前進スピートは安定せず、何度かは駆動していたのでしょうが、そのうちピストンとセクターギアのタイミングがずれてしまいギアロックという症状になってしまったんでしょうね。


状況をお客様に連絡して、原因などを説明させて頂いたんですが、何故だか大笑い!
お客様自身も壊れてしまったのか?? でも、安心して下さい。
この電動ガンはきっちり修理させて頂きます(^。^)


余談ではありますが、最近、他店で行った後の修理依頼で、「何度直しても壊れてしまう」という問い合わせが増えてきている様な気がします。
そのお客様に共通している事が「なぜ壊れたか?」「こう直した」などの説明を受けていないのか?もしくはお客様が聞いていないのか?ご自分のエアガンの症状を把握していない事です。

壊れる原因は必ずあります。
修理やカスタムを依頼した時は必ずお店の方に聞いた方が良いですね。また、海外製パーツを使用する場合はほんと気をつけないと怖いっすよ!たしかに安価で良いのですが、しっかり組み込まないと逆に高くつきますよ!!




  


Posted by 店長  at 13:27Comments(0)カスタム日誌

2015年01月19日

マルイ次世代SCAR修理の話①

ある日、一通の問い合わせがありました。
お電話の内容は、次世代SCARの修理の相談で、話を聞くと、他店にてカスタムを行ったのですが、
すぐに壊れてしまい何度も修理してもらうのですが全然良くならない・・・
最終的には「使い方が悪いのでは?」と言われ、もうサバゲーをやめようか・・・と考えたぐらいだそうです。

どこがダメだったのか

なにがどうして壊れたのかを聞いたのか?もしくは、修理が上がってきた時に
説明してもらったのか尋ねると、「交換したものは聞きました。」






う~ん(;一_一)







解決にはなっていない様な気がしますねぇ~



そしてお客様からこんな質問・・・

カスタムすると壊れやすいんですか?
こんなもんなんですか??






エッ!(゜_゜>)







そんなことはありません。
一度見させて下さい。




そんなやりとりののちにお客様が来店し、銃をお預かりさせていただきました。


さて、ここからが本題です。
当たり前ではありますが、当店では最初に故障の原因はどこなのかを調べる事から始めます。
お客様から現状の状態は聞いていましたが、確認のためにドライブしてみると
「カツッ」てモーターは駆動しようとしているのですが、ギアがロックしていて作動しない状態でしたので
ギアロックの原因を探るべく分解し、メカBOXを取りだしました。


メカBOXを取りだして最初に目に飛び込んできたのが




オーッ!メカBOX後部が欠けてしまってる
のちにお客様から聞いたのですが、メカBOXが欠けたのは2度目だそうです
???
って事は、前回の修理の時になぜ欠けてしまったのかを確認せず、メカBOXだけ交換して
直りましたって事???
いくらリコイルウェイトのでのメカBOXへの負荷はあるにせよ、そうそう欠けません。

ふとリコイルウェイト後部のスプリングに目をやるとなんとなく違和感が・・・


ちょっと分解してみると・・・









お、折れてる・・・








このスプリングはリコイルウェイトの衝撃を緩和させるために入っているスプリングなので
これが折れてるとメカBOXにかかる衝撃は・・・
おそらくメカBOXが欠けているのはこれが原因と思われます。

なぜ破損したのか、今回の場合で言えば、なぜメカBOXが欠けたのか?の原因を見つけず
目についた破損個所だけを直す(メカBOX交換)と当然ですが同じ症状がでるのは






あ・た・り・ま・え







あたりまえ~~(=_=)



ギアロックの原因の前に他の故障の話になっちゃいましたね~
次回、いよいよメカBOX内部の調査結果をUPしますのでお楽しみに(*^_^*)




  


Posted by 店長  at 16:57Comments(0)カスタム日誌

2014年06月23日

VSSに・・・

ど~もです!

本日はking ArmsのVSSにちょっと手を加えてみました!




上の写真はノーマル状態です。
それを・・・


こうして・・・


こうして・・・


こうしましたぁ~








そうです!(-。-)y-゜゜゜









サイレンサーをしこんでみました(*^_^*)

試射してみると、サイレンサー効果はバッチリでてました!

やってみると結構面白いですよ(^◇^)

  


Posted by 店長  at 18:35Comments(0)カスタム日誌

2014年06月20日

思わぬ落とし穴が・・・

ど~もです!

今回は某Shopさん?でカスタムされたVFC M4の話です。

現状はピストンクラッシュで修理依頼の銃なのですが
まずはコチラをご覧ください。


ハデにイッてますね~
今度はアップで




まぁ、ピストンクラッシュの修理は良くあるんですが、その原因は必ずありますよね~
組み方だったり、使い方だったり・・・


では


このピストンを見てどんな事が考えられるか・・・

ハイ、そこの君!
どんな原因を考えます?


・・・?


う~ん、わからんかぁ~


では、検証しましょう!!


まず注目すべき点は「金属歯がイッてる」事!
この症状の多くはスプリングガイドからメインスプリングが脱線してしまい、圧縮時にスプリングガイドとピストン内側にメインスプリングが挟まってしまいピストンが後退しきれず、ロックしてしまう。この状態でむりやり回そうとすると金属歯がイッてしまう。また、セクターギアは回りきったけどピストンがロックした状態になってしまった。そしてまたセクターギアが回転してきたときにセクターギアが金属に乗り上げた様になりイッてしまう。

なんて事が考えられますね。

でも・・・

今回は違ったんです

今回の一番の原因はコレです!


左がマイのシリンダー、右が組み込まれていたシリンダー

わかります?

組み込まれていたシリンダーの肉厚が薄いですよね~
この組み込まれていたシリンダーはテーパーがかかっていたんです。



・・・?



そうでしょうそうでしょう!
これだけみても「なんのこっちゃ」ですよね



じゃぁ、もう、答えを言っちゃいます!!
原因はココ




・・・?


またまた「なんのこっちゃ」ですよね


実はテーパーシリンダーが悪さをしていたんです。
先ほど述べた様にシリンダーの肉厚が薄いせいでメカBOXとシリンダーに「段差」が出来てしまってそこにピストンヘッドが引っかかってピストンがシッカリ後退しなかったんです。


写真でもわかるようにピストンが下がりきってないですよね
実際はここまで下がります


このわずかな後退差ですが、これによりセクターギアの歯とピストン歯の位置がずれてしまい、やがてクラッシュ!
という感じですな


このような事例は初めてだったんですけど、ひとつ言えることは

カスタムパーツにも思わぬ落とし穴がある

っていうことですね




ちなみに、最近の当店の流行語は






すべてを疑え・・・







海外製電動ガンなどを修理・カスタムするときは特にです(*^_^*)

  


Posted by 店長  at 13:02Comments(0)カスタム日誌

2014年04月08日

マルイ 電動GLOCKカスタム&ストック製作

ど~もです!

今回は「マルイ電動GLOCKにフォールディングストックを取りつけてほしい。」
との注文で製作した銃のご紹介!

当然、内部もキッチリカスタムしてありますが、

見て頂きたいのは








ここです!(^。^)y-.。o○







 ど~ですか?なかなかのもんでしょ~


本体はマルイ電動GLOCK18C ストックはNBのフォールディングストック


これを「脱着式」で製作してみました!


ストック下部のボタンで脱着可能(*^_^*)




凸部が本体グリップ部に設けたロック穴におさまる様に製作


よりしっかり固定したければイモネジでロック出来るように製作しました




何が大変って、ストックの加工はすべてヤスリ!
また、モーターの逃げなどを作ったりで、本体のカスタムより時間がかかりましたよ(--〆)


まぁ、オーナーさんが喜んでくれたからイイか(*^_^*)














  


Posted by 店長  at 13:09Comments(0)カスタム日誌

2014年02月24日

M4?AK?



これは何て銃だ???








お客様のご依頼で製作したAK?M4?どっち?
・・・てきな銃です(*^_^*)


なにやらRED STARというところからこんなパーツが出てるらしい




マルイAK用のアダプターなんですけど、ご依頼はレシーバーはアルミに交換なんで
アルミレシーバーの前にある突起を削り取り付けてみたところ






フロントがおじぎしてる(;一_一)







試しにプラレシーバーで組んでみたら







やっぱりフロントがおじぎしてる(;一_一)











そもそも合わないじゃん!!











このパーツは何に合わせて製作したのかわからん(--〆)




あれやこれや加工調整を繰り返し、ようやく完成したんですけど・・・










これは何て呼んだらいいんだろう???







とりあえずNK17と呼ぶか・・・(笑)







  


Posted by 店長  at 18:39Comments(1)カスタム日誌

2014年02月18日

次世代電動ガンSCARの修理

今回はマルイ次世代SCARをお預かりした時のお話でっす!

某Shopさんにてカスタムをした銃らいいのですが、「すぐ壊れてしまう。」とのこと、
そして、何度修理してもらっても










壊れてしまう・・・










との依頼で修理をお受けし、内部を確認したところ


わかります?
もう少し拡大


見事にピストンの歯がイッちゃってます・・・

じゃぁ、この様にピストンがなぜイッてしまったのか・・・









これです











メインSPが原因です!!
これだけではわからないと思いますのでマルイ純正のSPと比較してみました。












みじかっ!











これは前方の写真


斜めになってるのがわかると思いますが、SPを切って加工したんでしょうね・・・


ちなみにこれが後方部です。あきらかに違うでしょ!

今回の原因はSPが短すぎてピストンが加速しきれず、前進しきる前にギアが回って来てしまい歯車がかみ合わなくなりナメてしまったんでしょうね。
もう少しわかりやすく言うと、SPがギアにより圧縮、解放されピストンが前進するものの、前進しきる前にSPが伸びきってその後は惰性でピストンが前進・・・




ということは・・・








そうです!






前進は惰性でしますが、当然ピストンの前進スピードは落ちる・・・






ということは・・・






セクターギアの回転スピードとピストンの前進スピードがずれてしまい、ピストンが前進しきる前にギアがピストンを巻き上げようとし、結果・・・


ということですな(;一_一)

初速調整のためにメインSPを切って組みこむのは簡単ですが、ほどほどにしておかないと怖いですよ!


当店はメインSPを切って組み込むのは






個人的に嫌い






なんでやりません。

だって、SPを切るとへたりも早いしバネ鳴りもしやすいし・・・
撃つたんびに「バイ~ン、バイ~ン」って音がしたら嫌でしょ?
それに、そもそもSPの性能を落として組み込むのは個人的に嫌なんで・・・















  


Posted by 店長  at 13:27Comments(1)カスタム日誌

2014年01月31日

ピストンの話②

前回ピストンの相性の話をしたんですが、今回その1例でピストンのガタツキ(遊び)が多く、このまま組み込むと








かなり怖い・・・










っということで一手間加えた例をご覧ください。


これはVFCのピストンなんですが、仮組したときに左右のガタツキが大きくてこのまま組み込むとピストンクラッシュの恐れがあり、ピストンレールの溝部分にプラ板を貼りガタツキをとりました。
写真左の黒い物体はピストンとピストンヘッドの間に組み込むスペーサーでっす!


今回は両側に0.3mmのプラ板を貼ってガタツキをとったのですが、プラ板の厚みはピストンとメカBOXによって様々です。


今回ではないですが、以前同じピストンでガタツキをとった場合と、そのまま組んだ場合を試した事があるんですが、そのまま組んだ場合は








あっ!(゜o゜)








っという間にピストンクラッシュ

ガタツキをとった場合は現在でも快調に作動してGAMEにも使われています。

中華電動ガンは注意しなければならない所が満載で、作業すればするほど東京マルイ電動ガンの偉大さがわかりますな(*^_^*)





  


Posted by 店長  at 16:33Comments(0)カスタム日誌

2014年01月23日

ピストンの話

前回次世代M4のピストンクラッシュ改善作業のお話をしましたが、海外製エアガンをカスタムする時に強化ピストンに交換される方は多いと思いますが、一番気をつけなきゃいけないことは









相性です!!










海外製エアガンのメカBOXは個体差がさまざまなもんで、「国内製のピストンだから大丈夫。」と思って組み込み、いざ試射してみると「初速が出ていない、弾道がバラバラ。ここまでならまだ修正できますが、あっという間にピストンクラッシュしてしまう場合も少なくありません。
もちろん国内製に限らず海外製ピストンも同じで、海外製は特にチェックしてから組み込まないとクラッシュの恐れが大きいですね。








じゃぁどうすれば・・・?










組み込む前にピストンの作動確認は絶対です。
グリスUP前にメカBOXにギアを組み込み、セクターギアにピストンのみをセットしてメカBOXを閉じ、しっかりネジで固定します。
この状態で「ピストンがスムースに動くか、前後左右のアソビが大きくないか」を確認します。
この時にピストンの動きが硬い場合はピストン側のレール部が当たっているのか、セクターギアとピストンギアの間隔が合っていないのか確認する必要があります。

また、ガタツキが大きい場合は、それだけギアとピストンギアの掛かり具合が悪くなるので当然ピストンクラッシュの原因となりやすいです。


当店では数種類のピストンで相性を確認します。
それでも合うものが無い時などはピストンの加工調整を施し組み込むようにしています。


海外製強化ピストンはピストン自体にも個体差があるので
「前回組んでみて大丈夫だったから今回も・・・」
もしくは
「国内製強化ピストンだから大丈夫」









あま~い!!(懐)










海外製エアガンは結構な頻度でピストンの動きが渋かったりガタツキが大きかったりするので気をつけて下さい。






  


Posted by 店長  at 12:17Comments(0)カスタム日誌

2014年01月22日

次世代M4カスタム

ど~もです(^O^)


今回はマルイ次世代電動ガンのお話です。


当店にはよく次世代電動ガンのピストンクラッシュが原因
の修理依頼が多いのですが、その原因としては
ノーマルの次世代電動ガンにハイスペックなバッテリーで作動させてしまったり、
弾詰まりが原因だったりと、いくつかあります。











ただ・・・












そもそものセクターギアとピストン歯の1枚目(掛かり始め)が












浅い・・・













これも原因の一つの様な気がします。





そこで・・・





当店でも次世代電動ガンの修理・カスタムで必ずおすすめしているのが
ピストンとピストンヘッドの間に1mm程度のスペーサーを作製して組み上げます。
このスペーサーをかます事によってピストン後部の位置が通常より後退します。




ということは・・・




そうです!
セクターギアの歯車がその分通常より後ろでピストンに掛かる状態になります。













ということは・・・













そうです!!
セクターギアの歯車がその分立ち上がった状態でピストンに掛かるんで
歯車のかみ合わせが通常より深くなり、俗に言う「舐めてしまう。」という
症状が通常より出にくくなります。


この作業自体そんなに難しい作業ではないので
ご自分で修理やカスタムをされる方であれば簡単に出来ると思います。


是非試してみてください。

ちなみに・・・

当店では次世代電動ガンのカスタムに関しては必ずこの作業を行なっています!






ちょっとの工夫でこの旨さ!!(笑)




  


Posted by 店長  at 12:02Comments(0)カスタム日誌

2014年01月16日

次世代MRP製作

2014年一発目は


マルイ次世代M4にBEST GUN製MRPのアッパーを取りつける!

BEST GUN製MRPは次世代用ではないので、当然そのまま取りつけるわけがない

アッパーレシーバーのサイズも2~3mmほど長く、内部も次世代のアッパーに比べ浅い。
普通ならこんなことやろうと思わないですよね~!
なんとな~くMRPのアッパーを眺めてたら、もしや・・・って思ってしまったんですよね~
まあ、やろうとするのはうちくらいでしょ(笑)
この作業は以前にもやったことがあるので加工内容はわかってるんですけど
ただ、それなりの加工が必要ですのでかなり





大変です!!






内部の加工は機械で大体出来るのですが、アッパーの長さ(特に曲線加工)はお決まりの







ヤスリ(^◇^)







削っては合わせ、削っては合わせの繰り返しをすること1日

とりあえす完成!



あとはしっかり次世代の機構が正常に作動する様に調整加工をし


完成!!



アッパーとロアーのガタツキもなく、剛性もしっかり(*^_^*)
メカボ内部はDistance Masterカスタムを施しGAMEで実践投入

結果は




当たる、当たる、楽しすぎる~(^◇^)



ってな感じでした。


  


Posted by 店長  at 15:57Comments(0)カスタム日誌

2013年11月04日

G&G F2000修理

ここんとこ
G&G F2000のカスタム&修理がちょくちょく入ってきます。
そんな中、預かったF2000に共通しているのが
「トリガーを引いても作動しない、&セミオートが効かない」
という症状

トリガーを引いても作動しなくないのはまぁ、どんな電動ガンにもありますが
セクターギアが変な位置で止まってしまうと起きる症状で、通常は一度フルオートで
動かせば解消するのですが、M4系やAK系などと違い、F2000はスイッチの構造が全く違うため
一度この症状になるとフルオートも作動しなくなってしまいます。
マルイ電動ガンのP90なんかもこの症状が出ますね!

F2000メカBOX



構造はこのようになっています。

スイッチ部拡大写真



「フル/セミ」はトリガストロークで決まり、セミオオ-トの時はトリガーが途中までしか引けず、フルオート時は最後まで引き切ることが出来るようにセレクターで制御されています。
スイッチ自体はフルオート時でもセミオートスイッチも作動しますので、構造上フルオート時でもトリガーをゆっくり引いてしまうとフルオートスイッチに入る前にカットオフがかかり、セミオートになってしまします。

また、ギアが変な位置で止まってしまうとカットオフレバーが若干動いてしまい、スイッチが接点に触れる前にカットオフレバー部を乗り上げ、スイッチが入る前に戻ってしまい作動しなくなる。簡単に言うと「トリガーがスカってしまう。」症状が発生してしまう。
先ほど述べた様に、「セミオートスイッチ」→「フルオートスイッチ」の順に接点が触れるので、セミオートスイッチに接点が触れる前にスイッチが戻ってしまうとフルオートに切り替えても接点が触れる前にスイッチが戻ってしまうので、いくらトリガーを引いても「作動しない」という症状になるわけです。

解消法としては、フルオートスイッチ接点に強制的に作動させる別のスイッチをつけて、症状が発生した時にそのスイッチを押し、一度フルオートで作動させ、ギアの停止位置を変えて上げるとまた正常に作動します。
P90にもよくやりましたよね(*^_^*)


問題はカットオフレバー!




今まで何度かF2000の修理作業をしましたが、大抵上の写真のようにカットオフレバーのセクターギアに掛かる部分が「なめた」様に削れ、カットオフレバーが動かず「セミオート」が効かない症状になっていました。
もともとF2000のカットオフレバーはセクターギアに掛かる部分が浅いため、消耗が早い様な感じがします。
もちろん交換すれば直るのですが、海外製のためパーツの入手が難しく、仮に取り寄せできても時間もかかってしまいます。



という事で



当店ではカットオフレバーの削れてしまった部分にピンを打ち込み、セクターギアに掛かる様加工し先端部を再生、カットオフレバーが作動する様に修理しました。

F2000をお持ちのオーナーさんは結構この症状でお悩みなのでは?



  


Posted by 店長  at 12:43Comments(0)カスタム日誌

2013年08月30日

マルイ ベネリカスタム(特注)VerⅢ

またまたベネリネタ!

今回のベネリカスタムはこれです。







「G&P社製マルゼン870用の固定ストックを取り付けて欲しい。」との依頼を受け制作した1丁!

内部は当然、当店のフルカスタム



マウントも取り付け




ストックと本体の幅が違うので本体側の角を落として段差を目立たなく加工



G&P社製マルゼン870用の固定ストックをお持ちの方はわかると思いますが

加工は








やっぱり大変(゜´Д`゜)












でもカッコイイですよね(^O^)

  


Posted by 店長  at 12:04Comments(0)カスタム日誌

2013年08月19日

マルイ ベネリカスタム(特注)VerⅡ

久しぶりのベネリネタです。

まずは完成写真から







このレイル、実物のレイルで、ストック基部はKホビーさんのストック基部だそうです。
当然ポン付け出来るわけなく、お決まりの加工作業満載でした。




後部のレイルはエンターブレインのレイルを途中でカット!
レイルに合わせてヤスリがけ(汗)




レイルとボディーの隙間はABS板にてスペーサーを作製!ガタつきを取った後にビス止め!




レイル底も隙間が出来てしまってカッコ悪いので、こちらもABS板でスペーサーを作製!

簡単に説明させていただきましたが、やはり取り付け作業は






かなり大変( ̄ー ̄;)






内部も当店カスタムを施し完成!


これ、総額どれくらいかかってるんだろう??
レイルだけで片手はいくだろうな・・・(汗)

  


Posted by 店長  at 15:10Comments(0)カスタム日誌

2013年02月01日

なんでこんなところが・・・

お久しぶりです!

本日はG&P VOLTOR M4をカスタムした時のお話です。

カスタム内容は

サイクルを速く、なるべく集弾性を良く

っというカスタム!


まぁ、内部的にはそれほど大掛かりではないんですが

いざ内部を組み上げ試射してみると

初速がイマイチ(;_;)


ノズルを交換し、再度組み上げ試射!

初速が安定しないo(TヘTo)






なぜヽ(;▽;)ノ










各部の気密調整を再度行うが

なかなか決まらない








なぜヽ(;▽;)ノ










メカBOX内、チャンバーをさんざん見直し

ついにはインナーバレルまで疑い出して

インナーバレルを見てみるが・・・





特に変なところはない・・・





一応マルイ純正インナーバレルと並べて確認

すると・・・





微妙に短いΣ(゚д゚lll)











まさか・・・











試しにマルイ純正インナーバレルを組んでみると











先ほどより全然イイ!!Σ(゚д゚lll)











メカBOXを再度開き、ノズルを元に戻して試射してみると・・・













バッチリ(*≧∀≦*)













なんでこんなところの長さが違うんだろう・・・?


行き着く答えは









海外製だから・・・(>_<)












これを見つけるのに2日もかかってしまった・・・

でも

これでまた経験値が1上がったな・・・

こうみるとやはり東京マルイのクヲリティは

さすがですな(#^.^#)



  


Posted by 店長  at 13:07Comments(0)カスタム日誌

2012年09月06日

面白ネタカスタム「HI-CAPAカービン」

はいはいど~もです!

今回の面白ネタカスタムは






HI-CAPAカービン( ̄▽ ̄)







まぁ、簡単に言いますと
ガバカービンKITにHI-CAPAを組み込んだ
っつうお話なんです。






ただ・・・








加工調整はそれなりに









大変です!( ̄ー ̄)





これが通常のガバカービン



まずはカービンKITのグリップ部をザックリ行きまして・・・




HI-CAPAのシャーシがしっかり入る様にひたすら削る!





こんな感じで




削る(汗)












何とか収まりました!

写真には無いですが、当然スライド部にも干渉しないように





削る!!











本体とKITの固定はシャーシ部を加工し、4本のネジで固定!
(当初は6本固定の予定だったんですけど
思いのほかしっかり固定できたんで4本にしました。







ただ・・・









さすがにKIT側は補強しないと心配なんで
写真のようにABS板等でしっかり補強!


グリップラインに合わせて・・・(見た目も大事ですからね(^_^)





反対側のグリップ部もしっかり合わせて・・・
スライドストップ&セフティレバー部はこんな感じで加工!





おやっ!





気がつきましたか(((o(*゚▽゚*)o)))










そうなんです、このスライド、実はコレ5.1Rのスライドを組み込んだネタ銃なんです。


ここにオーナーさんのこだわりが・・・(笑)




 

完成!






この数日後、オーナーさんとインドアフィールドで戦って来たんですが

狙われるととにかく・・・




怖い(。-_-。)



  


Posted by 店長  at 18:32Comments(0)カスタム日誌

2012年08月26日

SW バレットカスタム~その二~

SW バレットカスタムの続き・・・


メカBOXを本体から取り出すと




VerⅡ型ですね~

内部は・・・





見た目は普通ですけど・・・

純正の仕様は

・ノズル:エアシール
・シリンダーヘッド:VerⅡ用プラ
・シリンダー:真鍮穴なし
・SP:不当ピッチ
・SPガイド:金属製ベアリング無し
・軸受:7mmメタル
・ギア:XYT純正トルク
・モーター:ロング

ってな感じ

カスタム後は

タペットとギアはちょっと加工調整してそのまま流用

メカBOXの方は若干の加工調整はありましたが、そんなに大変ではないですね(^O^)


次はインナー&チャンバー関係!


まずシリンダー容量とインナーバレルを合わせるためにTNバレル509mmに交換!
ついでにHOPパッキンもマルイ純正に交換して・・・


チャンバーの機密をしっかりとって、HOPダイヤルのガタも加工して完了!








さて・・・( ̄ー ̄)










ここからが腕の見せどころ!













作製途中の写真なんですが、インナーバレルガイドを作製しアウターバレルの中へ組み込みました。


イメージ的にはこんな感じ。

要はインナーバレルを純正より短くしなければならない為、
このインナーバレルガイドが必要になるわけです。
また、インナーバレルがアウターバレルのセンターにしっかり保持される様
アウターバレル先端付近までの長さにしました。








しかぁ~し









銃口からこのバレルスペーサーが見えてしまうと強冷なんで、
そこはこだわってちょっと奥までのを作製。








なんせ12.7mmだし・・・(´ω`)









こんな感じ。









ここでお詫び・・・m(_ _)m
完成したバレルガイドの写真を撮るのを忘れてしまいました
(>_<)









完成して試射したところ










弾道も





バッチリ!








初速も




95.3m/s








オーナーさんにもこれで

喜んでもらえるな(*゚▽゚*)


早速連絡!  


Posted by 店長  at 12:55Comments(4)カスタム日誌